高精度・高機能めっき処理
無電解ニッケルめっき
無電解ニッケルの特徴
大型設備
最大処理寸法( mm ) (長さ 3 , 800 × 3 . 000 × 200 )最大重量 3t の設備で液晶関係をはじめ、小物製品から超大型製品までの対応が可能です。
光沢性
通常、無電解二ッケルめっきは[光沢を出すことは難しし 」とされています。
しかし、当社の無電解ニッケルめっきは表面の凹凸が小さく、電気ニッケルめっきと同等の光沢を得ることが可能です。
均一性
機械的・電気的・物理的特性に優れ、複雑な形状に対しても、ご希望の膜厚をムラなく均一に仕上げることができます。

無電解ニッケルめっきの用途
| 産業分類 | 用途部品 | 目的 |
| 自動車工業 | ディスクブレーキ、ピストン、シリンダー、べアリング、精密歯車、回転軸、力ム、各種弁、工ンジン内部 | 硬度、耐摩耗性、焼き付き防止、耐食性、精度など |
| 電子工業 | 接点、シャフト、パッケージ、バネ、ボルト、ナット、マグネット、抵抗体、ステム、コンピューター部品、電子部品など | 硬度、精度、耐食性、ハンダ付け性、ろう付け性、溶接性など |
| 精密機器 | 復写機、光学機器、時計等の各種部品 | 精度、硬度、耐食性など |
| 航空・船舶 | 水圧系機器、電気系統部品、スクリュー、工ンジン、弁、配管など | 硬度、耐摩耗性、離型性、精度など |
| 科学工業 | 各種バルブ、ボンプ、揺動弁、輸送管、パイプ内部、反応槽、熱交換器など | 耐食性、汚染防止、酸化防止、耐摩耗性、精度など |
| その他 | 各種金型、工作機械部品、真空機器部品、繊維機械部品など | 硬度、耐摩耗性、離型性、精度など |
無電解ニッケルめっきの特性
| 化学組織 | Ni: 90〜 92 % P:7〜 10 % |
| 組織 | 析出状態ではほぼ非晶質、熱処理すると結晶形となり、析出硬化現象を示す。 |
| 比重 | 析出状態:7.9 400℃以上で加熱:7.8 |
| 融解温度 | 890℃ 60μΩ/cm/cm2、 400℃以上で加熱したものは 1/3 以下に低下。 |
| 熱膨張係数 | 13×10-6cm/cm/℃ |
| 熱伝導度 | 0.0105〜0.0135cal/cm/sec℃ |
| 磨耗抵抗 | 電気めっきより優れている。 650℃で熱処理したものは、使用例によっては硬質クロムより優れている場合もある。 |
| 磁性 | 析出状態でほぼ非磁性。熱処理すると磁性を生ずる。 |
| 均一性 | 形状如何によらず、つきまわりが良い。通常品で精度土 10 %以内。 |
| 密着性 | 優れている。 |
| 耐食性 | 純ニッケルと同等または優れている。 |
| 硬度 | 析出状態:400〜500Hv。400℃で熱処理:800〜1,000Hv |
※無電解ニッケルめっきは「カニゼンめっき」「C−Niめっき」「Ni-Pめっき」ともよばれています。 |
|
黒色無電解ニッケル処理
黒色無電解Ni処理について
処理可能素材 : 当社無電解Ni品同様
標準膜厚 : 15〜25μm (20μm±5μm)
(アルミ・鉄同様)
※最小膜厚として 15 μm
※最小膜厚以下の要望に関しては技術課まで連絡お願いします。
処理可能寸法 : 最大寸法;2,000×300×1,000
(処理素材:鉄) ( 処理可能 : 重量400kg以下 )
黒 色 無 電 解 ニッケル 処 理の特徴
- 皮膜厚さが均一で、複雑な形状の部品やパイプ内面にも均一に処理できる。
- 他の黒色皮膜に比べ耐磨耗性に優れている。
- 皮膜は熱安定性に優れ、200℃×24hrでもほとんど変色・退色しない。
- 硬度が高く、傷が付きにくい皮膜が得られる。
(荷重100gにおけるマイクロビッカース硬度はHV400) - 耐光性が良好。(反射防止及び耐紫外線用途に使用可能
皮膜構造及び標準膜厚 ( ※処理後の状態)

表面処理仕様検討の際の留意点
1.外観
黒色外観 : 光沢(電気ニッケルの半光沢から光沢めっきの光沢で黒外観)
※素材の状態で黒色の見え方が違ってきます。サンプル等でご確認をお願いします。
2.耐食性 ( ※塩水噴霧試験結果 )
(1)外観変色まで 4hr
(2)錆の発生については、上記図中の@無電解Ni(膜厚)の耐食性となります。
※無電解Niの耐食性は、素材の表面状態に大きく左右されます。
主にめっき皮膜のピンホールからの腐食です。
※その他表面処理との比較
亜鉛めっき(3価黒クロメート品)の場合
@外観変色 無し
A錆の発生 白錆(塩水噴霧試験 : 72hrまで発生なし)
赤錆(塩水噴霧試験 240hrまで発生なし)
3.有害物含有について
鉛(Pb)の皮膜含有(理論値:400ppm)
※Rohs規制に対して規制値以内
尚、ご採用の際は、使用されるお客様への確認をお願いいたします。






